むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)
むずむず脚症候群はどんな病気?
むずむず脚症候群は、長時間座ったり、横になったりすると足がむずむずする、ピリピリと痛む、ほてりやかゆみなどの強い不快感があらわれる病気です。レストレス レッグス症候群とも呼ばれています。足以外にも、腰や背中、腕や手に症状があらわれる場合もあります。夕方から夜間にかけて症状が強くなることが特徴で、睡眠障害の原因になりやすい病気です。
むずむず脚症候群のメカニズムは完全には明らかにされていませんが、いくつかの原因が知られています。脳内の神経伝達物質の1つであるドパミンの調節に異常がある、体内に蓄えている鉄が不足していることなどが関与していると言われています。さらに、慢性腎不全、糖尿病、パーキンソン病、関節リウマチの治療中、妊娠中などにむずむず脚があらわれやすいと言われています。日本人の2〜5%がむずむず脚を経験するとも言われており、遺伝による影響も報告されています。
むずむず脚症候群のメカニズムは完全には明らかにされていませんが、いくつかの原因が知られています。脳内の神経伝達物質の1つであるドパミンの調節に異常がある、体内に蓄えている鉄が不足していることなどが関与していると言われています。さらに、慢性腎不全、糖尿病、パーキンソン病、関節リウマチの治療中、妊娠中などにむずむず脚があらわれやすいと言われています。日本人の2〜5%がむずむず脚を経験するとも言われており、遺伝による影響も報告されています。
むずむず脚症候群の症状は?
むずむず脚症候群には、4つの特徴的な自覚症状があります。これらにあてはまる場合は、むずむず脚症候群の可能性があります。
1
脚がむずむずするような不快感により、脚を動かしたくてたまらなくなる
脚の先からふくらはぎにかけて、両脚に不快感が現れることが多いですが、脚全体や片方だけに症状が現れる場合もあります。
2
座っていたり、安静にしていたり、横になっていたりすると症状が現れる、または強くなる
体をじっと動かさなくなって数分~1時間くらいで症状が現れることが多いです。長時間じっとしていることができず、仕事や学業に集中できなかったり、夜眠れなくなることがあります。
3
歩いたり、脚を動かしたりすると不快感が軽くなる
脚を叩いたり、さすったりすると症状が軽くなります。体のどこかを動かしていれば症状が軽くなるのも、この病気の特徴です。運動を止めると症状が再発することがあります。
4
夕方から夜にかけて症状が強くなる
1日の中で時間帯により、症状の強さが変化するのがこの病気の特徴です。進行すると昼間に症状が現れることがあります。
むずむず脚症候群の治療法は?
むずむず脚症候群の主な治療法は2つあります。生活習慣の見直しと薬物療法です。
生活習慣の改善とともに適切な薬物治療を組み合わせることで、症状の改善が期待できます。
生活習慣の見直し
- カフェインやアルコール、喫煙をやめる
- 鉄分豊富なレバーやほうれん草、あさりなどを食事に取り入れる
- サプリメントで鉄分を補給する
- 規則的な睡眠と食事、適切な運動を心がける
- 温冷浴やストレッチ、足裏マッサージを習慣にする
- ぬるめの風呂に入る
薬物療法
- ドパミンの働きを補う薬
- 抗てんかん薬
- 漢方薬
- 疼痛治療薬 など